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複素電力2

 「電験三種やさしく学ぶ理論」の複素電力の問題なんとか理解できた。たとえば、
 
 複素電力S(ドット) = 複素電圧 × 複素電流の共役複素数 = P + jQ

と答えが得られた場合、P=有効電力、Q=無効電力さらにjQが*ならば「遅れの無効電力」、-ならば「進みの無効電力」となるのである。このとき、
①複素電圧、複素電流のどちらか1つを共役複素数にしなければならない。
②複素電圧のほうを共役複素数にした場合、jQの前が+ならば進み、-ならば遅れとなることに注意しなければならない。。
③複素電力S(ドット)は、P+jQの形で求められる。その大きさS(つまり絶対値)を求める場合は、

 S = √ Pの2乗+Qの2乗 

ということになる。
 ところで、複素電力の問題は三種の範囲ではあまり出題されないらしい。
 さらに、この本の22課の例題は、前もって解説されていないRL並列回路の合成インピーダンスの求め方を知らなければ解けない問題なのである。それも先ほどネットで確認した。この本は良い本だが、ときどきこういうことがある。ネットがなければ、大変困っていただろうと思う。
     

by hfmpk117 | 2014-10-12 07:31 | 電験三種  

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