三年前の秋頃に白内障になって、二泊三日の手術を受けた。そして五十年近く掛けていた近眼鏡から解放されたうえに、医療保険からの保障金で手術を払えた上に十万円の金が残った。次の年の秋急に呂律が回らなくなり、歩いていても壁にぶつかったりするようになった。会社の上司の勧めで病院に行くと、「脳出血。即入院してください」と宣告された。何の準備もしていなかったので、無理を言って自宅に戻り、支度をして入院をした。幸い手術は免れたが、数日間ひたすら血圧を抑える薬の点滴を受けた。血圧は170を越え、出血箇所が少しずれていたら危険な状態になっていたそうだ。2週間の入院・リハビリでどうにか退院できた。幸い後遺症はほぼ残らなかった。疲れた時に呂律が回らなくなったくらいだ。
去年は大きな病気には縁が無く、コロナにもかからずにすんだ。
四五年前から会社の健康診断で便に潜血が出ていると言われていたが、痛みがないので放っておいた。それが最近になって便に血らしいものが混じっていたり、急に体力が衰えてきたので、会社の近くのクリニックでポリープと大腸癌の診断を受けたことは昨日書いた。そして、明日いよいよ手術を受ける。今日最終の検査を受けるとき、「まな板の鯉」という言葉を思い出した。
明日の執刀医の説明で、出血が続いているのだから貧血を起こしている(疲れがひどくなっているのはそのせい)。
また糖尿病もかなり進んでいて、このまま放置していたら合併症が怖い。網膜症や腎炎になる可能性がある。高血圧も甘く見てはいけない。
大腸癌の手術が無事終わっても、通院はあるし、血圧と血糖値の管理はしなければらない。年を取るのはつらいのである。昔なら、生まれたのがあと二十年早かったら、とっくに死んでいただろう。心からそう思う。
明日の手術は腹腔鏡手術でおこなわれる。手術そのものは三時間程度で終わるそうだが、更新は3,4日出来ないと思う。